自律神経中枢は血圧・心拍などの循環器系だけでなく、食欲、睡眠、体温の調整も行っています。逆にいえば、食事、睡眠、体温が不安定な状態で生活していると自律神経に悪い影響を与えるということです。
食事は出来る限り食事の時間を決めて、バランスの良い食事を心がけることで対応できます。睡眠と体温はメラトニンが関係しています。メラトニンとは脳の松果体(しょうかたい)から分泌されるホルモンです。目が覚めて、明るい環境の下では分泌が止まります。だいたい15時間ぐらいに分泌されはじめ、徐々に分泌が高まると、深部体温が低下し、休息に適した状態となり眠気が生じます。そのほかに抗酸化作用により細胞の新陳代謝を促したり、疲労回復効果もあります。しかし、分泌中に光の強い場所にいたり、夜遅くまで起きていると分泌が止まり、十分に眠っていても疲労が残ったり、体温の調整がうまくできず、寒気が生じることもあります。すなわち、睡眠と体温の調整がうまくいかないので、自律神経に悪い影響を与えてしまいます。
量より質の睡眠を摂るにはメラトニンの分泌を止めないような生活を心がけることが一番良いのですが、仕事などで忙しく、生活習慣を改善するのが難しい場合にはサプリメントを摂取する方法もあります。